猫 パチンコ「ジャニーズ騒動」から学ぶ、中堅・若手が逃げる組織の問題パチンコ 深夜 清掃 バイト
猫 パチンコ「ジャニーズ騒動」から学ぶ、中堅・若手が逃げる組織の問題パチンコ 深夜 清掃 バイト。
スロット 蒼天 の 拳 曲k8 カジノ
スロット ワルプルギス の 夜 また「ジャニーズ帝国」に激震が走っている。
まず、「辣腕(らつわん)」として業界内でも評価が高く、2019年7月に亡くなったジャニー喜多川前社長の後継者と目されていた滝沢秀明副社長が電撃退社した。理由は明かされていないが、週刊誌などでは、創業一族である藤島ジュリー景子社長との確執があったのではないかという憶測が流れている。
株式会社ジャニーズアイランド代表取締役交代及び役員退任のお知らせ(出典:ジャニーズ事務所)
その衝撃も冷めやらぬ11月4日、今度は人気グループ「King & Prince」のメンバー3人がグループの脱退と事務所を退所すると発表した。岸優太さん、平野紫耀さんの説明からは、「海外進出」への強いこだわりと、それが実現できていない現状への憤りが述べられている。一足先に退所して、アーティスト活動をしている元メンバーの岩橋玄樹さんも現在、英語を勉強しており、海外進出に強い意欲を見せている。
所属アーティスト「King & Prince」に関するご報告(出典:ジャニーズ事務所)
海外進出と言えば、3月にアイドルグループ「Travis Japan」が、ジャニーズ事務所としては「少年隊」以来38年ぶりの海外留学に出発、米国の人気オーディション番組「America's Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント)」に出演し注目され、10月28日にはジャニーズ初となる全世界メジャーデビューした。
King&Princeはジャニー氏が手塩にかけて育てた「最後の最高傑作」という評判で、喜多川氏の夢だった「世界デビュー」を視野に入れていた。が、近年はテレビの仕事も増えて冠番組もできるなど多忙を極めていた。「会社の方針」とメンバーの「目標」に何かしらギャップが生まれていたのかもしれない。
ウチの会社みたいだなk8 カジノ ウチの会社みたいだな
週刊 文春 の 発売 日 ジャニーズに激震が走るのは、今回が初めてことのではない。16年に国民的アイドルグループSMAPの解散、中居正広さんなどメンバーの相次ぐ退所を皮切りに、カリスマ社長だったジャニー氏が亡くなったことが拍車をかけて、山下智久さん、長瀬智也さんなど“屋台骨”が次々と事務所を去った。
そう聞くと、「中堅や若手の離職が止まらないなんて、なんだかウチの会社みたいだな」と自虐ネタにする人も多いかもしれないが、その見方は案外、的を射ている。
ジャニーズ事務所が入っている「SME 乃木坂ビル」(出典:Googleマップ)
これまで会社に多大な貢献をしてきた40代や30代も続々と去って、後継者と目されていた逸材や、ついには有望な20代まで逃げるようにやめていく――。多くの日本企業で見られるこの問題は、ジャニーズ事務所で起きている「ドミノ退所」と基本的な構図は同じだ。
それは一言で言ってしまうと、「経営が盤石な同族企業の“現状維持”路線に危機感を抱いて、新しいことに挑戦したい若手・中堅が去っていく」という構図だ。
いまさら説明するまでもなく、株式会社ジャニーズ事務所は、日本を代表するエンタメ企業で、「ジャニーズ帝国」と呼ばれるほどテレビ、映画、スポーツ新聞などに圧倒的な影響がある。所属タレントのパワーも絶大で、「信長まつり」で岐阜を盛り上げた木村拓哉さんをはじめ、多くのタレントが歌番組やドラマ、バラエティーを席巻している。
経営も盤石で、本業以外にも「ジャニーズ事務所が所有する不動産 資産価値は500億円超か」(週刊ポスト 2019年7月12日号)と報じられているように、東京グローブ座など都内に多くの優良不動産を持っている。
だが、そんな「ジャニーズ帝国」に対して、近年は「現状維持」が指摘されていた。
現状維持に陥ってしまうワケk8 カジノ 現状維持に陥ってしまうワケ
せん ごく おとめ パチンコ 5 k8kasino.mom かつてジャニーズを「手本」として仰ぎ見ていた韓国のエンタメ企業が、アイドルに英語を覚えさせて続々と海外進出を仕掛けている。BTSがグラミー賞ノミネートなど華々しい成果を残しているのと対照的に、ジャニーズは「内向き志向」だと言われている。実際、Travis Japanがジャニーズ初の全世界デビューを果たしたが、あくまで活動の軸足は日本である。
ネットの活用にも積極的ではなく、所属アイドルがYouTubeチャンネルを開設したのは2018年で、他のタレントと比べるとかなり遅い。ちなみにこれも、10年に「滝CHANnel」を始めて、いち早くYouTubeの可能性に目をつけていた滝沢氏が、副社長になって進めた「改革」のひとつとされている。
では、なぜこのような現状維持に陥ってしまうのかというと、「現状維持でも十分過ぎるほど稼げるから」ではないか。
先ほども申し上げたように、ジャニーズ所属タレントは、NHKから民放まであらゆるテレビ番組に出演していて見ない日はない。競合するような男性アイドルグループを抱えるライバル事務所も存在しないので、これまで通りに人気を独占できるので、コンサート、グッズ販売、ファンクラブで十分に稼ぐことができる。
つまり、国内で莫大なカネを生む人気者たちに、わざわざ海外進出などの「バクチ」をやらせる必要がないのだ。YouTubeも同様で、韓国アイドルたちのチャンネルのように、ネット上で彼らの素顔が見られて人気者になってしまうと、「テレビに出ている」というジャニーズならではの強みがなくなってしまうのだ。
そこに加えて、ジャニーズ事務所が現状維持に流れてしまっているのは、多くの日本企業に共通している形態も大きい。それは「同族経営」だ。
ジャニーズ事務所の最終意思決定者は、藤島ジュリー景子氏だ。同氏はジャニー喜多川前社長の姪にあたり、ジャニー氏から全権を引き継いだ。つまり、同社はいわゆる「同族企業」だ。
法人数の内訳(出典:国税庁)
国税庁の会社標本調査(2020年度)によると、日本で活動中の会社(単体法人)の96.3%は同族企業で、268万6862社に上る。特に資本金1億円以下の企業では9割を超え、1億円超の企業でも6割近くが同族だ。
資本金1000万円で、従業員が170人(公式Webサイト)の同族経営のジャニーズ事務所は、典型的な日本企業と言えるのだ。
同族経営がハマる罠k8 カジノ 同族経営がハマる罠
鶴見 区 パチンコ 屋 それくらい日本ではありきたりな会社の形なので、「同族経営」自体が悪いわけではない。ただ、この会社がジャニーズ事務所のように巨大な既得権益を握っているような場合、ちょっと問題がある。
社員たちの意志に反して、経営側が新事業や事業拡大をするよりも安全な現状維持へ流れがちになってしまうのである。
同族経営の特徴のひとつに「家を守るというバイアスがかかる」ことがある。例えば、同じビジョンを共有した友人たちとみんなで創業したベンチャーなんかは、そのビジョンを達成することに重きを置くので、思い切った経営判断や改革に踏み切ることもできる。
が、同族経営の場合、それは難しい。創業家出身の社長とプロパーの経営幹部の間にどうしても「溝」ができてしまうからだ。叩き上げの幹部は社員の声を吸い上げて、会社をより良い方向へ進めるための経営判断をしたい。だが、創業家出身社長が何よりも優先したいのは「家を守る」ことだ。会社の経営を安定させて、自分の子どもなどの血縁者に不安なく引き継ぎたいという「親心」「身内びいき」が強くなって経営判断を保守的にする。
だから、そんなに無茶や冒険はできない。手堅く、従来のビジネスで稼げるのであれば、それに越したことがない。つまり、事業拡大や新分野への挑戦よりも、現状維持に流れがちなのだ。
もちろん、そうではない同族経営企業もたくさんある。例えば、星野リゾートも同族経営だが、星野佳路社長などは挑戦を恐れているイメージはないだろう。ただ、そういう人は少ないから目立つのであって、ほとんどの同族経営は現状維持志向が強い可能性があるのだ。
なぜかというと、同族経営が多くを占める日本企業の9割は現状維持を延々と続けているという厳しい現実があるからだ。
95%を占める281.3万社は「規模変化なし」(出典:中小企業庁)
19年の『中小企業白書』の中に「存続企業の規模間移動の状況(2012年~2016年)」という興味深いデータがある。これは16年時点で廃業せずに存続している事業者295万社が、4年前の12年からどれほど、従業員を増やすなどして企業規模を拡大させてきたのかを調べたものだ。なんと、驚くなかれ、規模拡大に成功したのはなんと7.3万社、規模縮小は6.7万社で、95%を占める281.3万社は「規模変化なし」だったのだ。
4年経過しても従業員を増やせていないし、事業拡大もできていないし、新しい事業も始めていない。ただ、従来のビジネスを、従来のやり方で続けている企業が大多数なのだ。
ウチの会社、やばくない?k8 カジノ ウチの会社、やばくない?
カジノ テーブル k8slots.com さて、日本企業の厳しい現実を踏まえて、そういうところで何年か働き続けた若手・中堅はどんな心境になるだろうか。「おいおい、この会社、オレが入社した10年前と同じことやっているよ、完全に時代に取り残されてない?」「なんかウチの会社、やばくない?」なんて、この会社にいていいのかと不安になって転職を考えるのではないか。
それがうかがえるデータもある。
19年、リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所が、入社4年目以降の若手・中堅社員515人(25~32歳)を対象に実施した「転職意向と実態調査」を公表した。その中で、仕事や会社への満足感や貢献感が低い社員たちが転職を決意した理由で最も多かったのは、「会社の将来に不安を感じた」(41.3%)である。
転職を考えた理由(出典:リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所)
次いで、「会社の経営方針や方向性に疑問を感じた」(39.5%)、「担当している業務に意義を感じられなかった」(35.5%)となっている。会社に不満を抱えている中堅や若手なのだから、「あんなクソ上司の下で働けるか」という対人関係や、「安月給でコキつかいやがって」という待遇の不満から、退職届を叩きつけているようなイメージがあるが、意外と「会社の経営や将来性」を冷静な目で眺めて、「このままココにいても泥舟だな」「ココにいても成長できない」といった理由で去っている人が多いことが分かる。
某転職サイトのテレビCMで、若手社員が一生懸命何か新しい提案をしているが、上司らしき人物が笑いながら「無理、無理、ウチの会社じゃ」と言って取り合わず、若手社員が転職を検討するようになるという描写があるが、まさしくこんな感じで、「ココにいてももう伸びしろないわ」と失望して組織を去っていく若手・中堅が多いのだ。
そう考えると最近のジャニーズの「退所ラッシュ」に重ならないか。これまでジャニーズを飛び出した若手・中堅の多くが「海外進出」や「アーティスト活動」などを求めている。例えば、山下智久さんは海外ドラマなどに挑戦しているし、14年に退所した赤西仁(KAT-TUNの元メンバー)さんは、中国でドラマに多く出演して人気となっており、ファンクラブも盛況だという。
同族経営の弊害k8 カジノ 同族経営の弊害
ポーカー スターズ 遊び方 もちろん、先ほども述べたように「帝国」の基盤は安泰なので、この先、中堅や若手が大量に辞めたところで痛くも痒(かゆ)くもない。木村さんのようなテレビや映画の不動のスターがいる中で、新しいスターをどんどん育成していけばいい。
テレビという既得権益を握っているジャニーズ事務所は、テレビという産業が衰退しない限りは、現状維持でも十分食っていける。しかし、それはあくまで「同族経営が継続できる」ということであって、その末端で働いているアイドル、タレントの皆さんがハッピーなのかというとまったく別の話だ。
繰り返しになるが、日本企業の9割を占める同族経営のすべてが悪ではない。しかし、そこで巨大な既得権益を握ってしまった場合、同族経営は「家を守る」という思いが強くなって、現状維持に流れてしまう。それが日本が停滞している原因の一つだ。
「ウチの会社はいつまでたっても何も変えられない」とお嘆きの人は、ぜひ自分の会社がこのように「世襲のワナ」に陥っていないのか確認していただきたい。
窪田順生氏のプロフィール:
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。
近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。
6号機 スロット 予定