パチンコ モナコ 姫路 店北総鉄道が値下げしても、スカイライナーはそのままのワケパチンコ 等価 都 道府県。 イニシャル d スロットk8 カジノ
テーブル リミット 消費者物価指数が上がり、身近な商品の値上げが続く。それでも北総鉄道(千葉県)の運賃値下げは予定通り実施された。さらに11月26日にダイヤ改正が実施される。発表段階では休日の10往復増発、平日の下り普通列車2本増発と前向きでまさに「改正」に見える。
北総鉄道の通勤車両(出典:写真AC)
スカイライナーも北総線を走る(筆者撮影)約束通り北総鉄道は値下げk8 カジノ 約束通り北総鉄道は値下げ
italy spain odds 北総鉄道北総線は、東京都葛飾区の京成高砂駅と千葉県印西市の印旛日本医大駅を結ぶ。路線長32.3キロメートルの路線だ。
もともと千葉ニュータウンと同時にアクセス路線として建設された。現在は千葉ニュータウンからの通勤通学路線だけではなく、都心と成田空港を結ぶ「京成成田スカイアクセス線」の経路でもある。北総鉄道の名前は知らなくても、スカイライナーに乗った人は必ず通っている。
北総鉄道の位置(地理院地図を加工)
北総鉄道の名前は「日本一運賃が高い鉄道」という不名誉で知られている。運賃が高い理由を簡単にいうと、建設費のローンが残っているから。そして、千葉ニュータウンの発展が遅く、利用者数が目論見を下回ったからだ。1979年の一部区間開業以来、2年後の81年に早くも値上げ。さらに、83年、85年、87年、90年、91年、95年、97年(消費税転嫁)、98年と値上げが続いた。値上げ幅は4.2~11.0%だ。
国鉄も末期に毎年のように値上げし、特に76年には50%も値上げした。これもひどかったけれど、国鉄は元の値が安すぎた。北総の場合は元値が高い上に、弱めのパンチを連打すれば痛みは重なる。北総線開業時の初乗り運賃は110円だった。98年は200円。ほぼ倍増だ。腹を据えかねた利用者たちは99年に「運賃値下げを実現する会」を結成した。市民団体だけではなく沿線自治体も問題視し、議会で取り上げられ、また助成金も実施された。
この活動は「北総線の運賃値下げを実現する会(北実会)」として現在も続いている。2010年に国に対して値上げ認可取り消しを求めて控訴。原告不適格として敗訴となったけれども抗告中のようだ。
一方、北総鉄道も高額運賃問題は認知しており、ようやく動いた。21年11月に運賃値下げを発表。業績好調による累積損失の解消、地域貢献のためだという。初乗り運賃は9月30日まで210円、現在は190円である。
この経緯については、筆者も本誌で2回、紹介している。
◆なぜ北総線の運賃は高いのか “円満解決”の方法を考える(13年4月5日「杉山淳一の時事日想」)
◆“日本一高い”北総鉄道は値下げできるのか 「やはり難しい」これだけの理由(21年8月6日の本連載)
筆者は、上の記事では「建設時に一般的ではなかった公設民営の枠組みに変更すべき」と提案し、下の記事では「京成電鉄の第2種鉄道事業廃止」「北総鉄道の第1種鉄道事業廃止」「京成電鉄と北総鉄道の統合」を提案した。
また、当時参考にした市民運動のサイトが21年11月30日にリニューアルされ、資料などが見やすくなった。当事者の資料が時系列でまとまっており、最も正確で詳しい。(関連リンク)
北総鉄道が21年に値下げを発表した時も、鉄道業界全体はコロナ禍による乗客減で苦境に陥っていた。22年2月にロシアによるウクライナ侵略が始まり、エネルギー価格が高騰。最近はさまざまな物資が値上げされている。経営環境が厳しいなかで、北総鉄道は約束を守った。予定通り10月1日から新運賃となった。開業50周年を迎えた北総鉄道の決意の現れかもしれない。
なぜスカイライナーは値下げしない?k8 カジノ なぜスカイライナーは値下げしない?
仮想 通貨 ウォレット 複数 鉄道運賃の値上げは国土交通大臣の認可が必要になる。公聴会も行なわれるなど手続きは容易ではない。一方値下げは、手続きだけは簡単だ。実際には収入が下がるわけで、もともと私腹を肥やしていたわけでもなく、社内財務状況は大変だと思う。しかし、手続きとしては、値上げしたときに認められた上限の範囲だから届け出だけで済む。
値下げのポイントは2点。まず普通運賃全体の値下げだ。初乗り運賃は210円から190円へ、約10%の値下げ。今まで厚みがあった10~20キロメートルの運賃の下げ幅を大きくし、最大で105円(12~14キロメートル区間、IC乗車券)の値下げになった。北総線の旧運賃体系は特殊だった。これが少しだけ解消された。北総鉄道の報道資料によると「北総線内をお出かけしやすいように」という。
北総線運賃の新旧比較(出典:北総鉄道、北総線の運賃値下げを実施いたします)
多くの鉄道が遠距離逓減制を採用し、長距離区間ほど1キロメートル当たりの単価が下がる。しかし北総鉄道は中距離区間のほうが長距離区間より1キロメートル単価が高い。12~14キロメートル区間のIC運賃は1キロメートル当たり約48円。30~33キロメートル区間のIC運賃は1キロメートル当たり約28円。前出の「北実会」はこれを「中央が太ったメタボ運賃」と呼んでいる。
筆者は初乗り運賃を少しでも安くするために、最も利用者の多い新鎌ヶ谷から都心直通方面の運賃を盛ったのではないかと疑っている。監督官庁の国土交通省が是正させるべきだった。
次に通学定期運賃の大幅値下げだ。通勤定期は会社負担。通学定期は家庭負担。だから市民にとって通学定期運賃の値下げのインパクトは大きい。普通運賃が下がるので通勤定期運賃も下がるけれども、通学定期運賃は最大64.7%だ。だいたい3分の1になる。ただし、これでやっと京成電鉄の通学定期運賃と同額になる。今までが高すぎた。
対キロ運賃のカーブが直線に近づいた(出典:北総線の運賃値下げを実現する会、北総線運賃値下げ後初のチラシ発行にあたって)相互直通運転とは仕組みの違うスカイライナーk8 カジノ
オンライン かじ ノ 入金 不要 k888vip.pro ところで、スカイライナーは値下げにならない。スカイライナーは京成上野・日暮里と成田空港・空港第2ビルを結ぶ。営業キロは63.1キロメートル。北総線区間はその約半分の32.3キロメートルだから、北総線の運賃が下がればスカイライナーも値下げだろうと考える。しかし京成電鉄のサイトには値下げの告知がない。なぜ京成はスカイライナーを値下げしないか。その理由は「スカイライナーの運賃はすべて京成電鉄の売り上げ」だから。北総線の運賃はもともと含まれていないから、値段を下げようがない。
北総鉄道の路線略図
私鉄と地下鉄のような相互直通運転の場合、私鉄から地下鉄内へ向かうきっぷを買うと、双方の運賃を合算する。私鉄に乗るときに初乗り運賃がかかり、地下鉄に入ると地下鉄の初乗り運賃がかかる。割高だけど会社が変わるから仕方がない。ほとんどの相互直通運転はこの枠組みだ。
しかしスカイライナーの場合は違う。スカイライナーは「北総線の線路を借りて走る」という仕組みだ。京成電鉄が運賃を総取りするかわりに、北総鉄道に線路使用料を払う。線路使用料は車両の数や列車の運行本数で決まるから定額だ。スカイライナーが満員でもガラガラでも、北総鉄道の取り分は同じ。ただし、それは運賃と比較してわずかな額だといわれている。JR貨物がJR旅客会社の線路を借りて走る枠組みと同じだ。利益の分配ではない。
京成電鉄のプレスリリースにも北総線との関係が現れる。赤い線を引いた部分、成田スカイアクセスは京成線扱いだけど北総線部分は対象外になる。青い線を引いた部分か、京成線各駅と表記しつつ、わざわざ「北総線の駅を除く」と明記している。ふだんは京成電鉄と見なす場合もあるから明記する必要がある(出典:京成電鉄、全線一日乗車券「京成線ワンデーパス」を発売します!、赤線と青線は筆者が付加)首根っこをつかまれている北総鉄道k8 カジノ
宝くじ 自動 購入 高額 当選 北総鉄道は一般旅客向けの運賃を下げたけれども、京成電鉄が支払う線路使用料は下げなかった。だからスカイライナーの運賃は変化なしだ。値下げしてくれたらいいけど、これ以上下げられないほど安いらしい。本来、北総は京成電鉄から得る線路使用料を値上げして、一般客向けの運賃をもっと下げるべきだ。これは「北実会」の考え方に近い。提訴のきっかけも、成田スカイアクセスが開業し、北総線の線路使用料収入が増えたにもかかわらず、たった5%しか値下げされなかったからだ。
北総線は値下げされたけれども、まだ京成電鉄の2倍の水準だ。通勤客がすべて戻らず、運行コストが増えるなかで、さらなる値下げが実現するか。それには北総鉄道の収益アップが必須だ。京成電鉄の第2種鉄道事業をとりやめ、初乗り運賃と正規運賃をいただくしかない。しかし、北総鉄道の株の過半数は京成電鉄が持っている。首根っこをつかまれている。
さらにややこしいことに、北総線の小室~印旛日本医大間は、実は北総鉄道が第2種鉄道事業者で、線路施設を持つ第3種鉄道事業者の千葉ニュータウン鉄道に線路使用料を払っている。この千葉ニュータウン鉄道は京成電鉄の100%子会社だ。別会社とはいえ、お金がぐるっと回って京成電鉄に戻っているように見える。
これで各事業者がうまく回っているというなら、部外者がとやかくいう筋ではないけれど、釈然としない。北総鉄道は会社設立から今年で50周年。半世紀も続いた古い枠組みは、そろそろ変えたほうがいい。
北総鉄道公式サイトの路線図が楽しそう。愛される鉄道になりたいという気持ちが表れている(出典:北総鉄道、北総鉄道路線図)
杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)
乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」。
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