青森 市 パチンコ イベント「おとり広告」にマグロ偽装疑惑……. 「事件」続きのスシローが抱える経営の弱点とはパチンコ ガロ 2ch。 スロット 店長 ブログk8 カジノ
おすすめ の ゲーム アプリ 無料 前回取り上げたかっぱ寿司の一件とともに回転寿司業界を騒がせたのが、業界のトップ「スシロー」のよろしくない話題です。寿司ネタキャンペーンを巡るおとり広告問題に始まり、生ビールキャンペーンでも同様の問題が発覚。さらには、“マグロ偽装”問題も取りざたされました。
(関連記事:「かっぱ寿司」と「はま寿司」 衝撃の社長逮捕劇を15年前の“因縁”でひもとく)
前回かっぱ寿司の一件を取り上げた際に業界の悪しき文化の話に触れましたが、スシローに関してはその文化に加え、以前からその経営と資本に関してさまざまな騒乱があり、個人的にはこれが根っこの部分で一連の問題にも関係しているとみています。スシロー問題の根源を、特異な社歴により形作られたであろう独自の経営姿勢から探ってみましょう。
スシローの店舗(出典:同社公式Webサイト)始まりは6月の「おとり広告」
まず一連の「事件」のおさらいです。事の始めは6月、ウニ、イクラなど高級ネタの「目玉商品」としてうたいながら十分なネタの用意がないままキャンペーンをスタートさせ、相次ぐ品切れに多くのクレームが寄せられた、との問題が発覚しました。
おそらく公正取引委員会(公取委)へのタレコミが発端だったのでしょう。消費者庁は本件を「おとり広告」の疑義ありとして措置命令を出しました。
消費者庁の措置命令
そのほとぼりも冷めぬ翌月に、今度は生ビール半額のキャンペーンポスターを店頭に掲出したものの実はキャンペーン開始前の予告で、生ビールは定価代金を徴収していた店が複数あった、という問題が判明。キャンペーン開始後には、前回同様に十分な用意がなく、すぐに品切れになった店舗が続出したといいます。
生ビール半額のポスター
これに追い打ちをかけるように9月上旬に起きたのが、マグロ疑惑です。「メバチマグロを使っています」とPRされたマグロの巻物に使われていたのが、味の薄いキハダマグロだったというもの。これには同社が、「メバチを使っているのはニギリで、広告表示に対する誤解」との見解を表明しています。
見えないところで同様のトラブルの可能性
これら一連の「事件」が果たして意図的な「確信犯」であったか否かは、当時者のみが知るところではありますが、立て続けに表沙汰になったことからは、これまでも見えないところで同様の事象が起きていた可能性も考えられます。
今までは、取るに足らない店頭での小さなトラブルレベルで済まされていたものが、ウニ、イクラの一件が大々的に報道されたことで、「そういえばこんなこともあった」「これもその類じゃないか」といった告発の連鎖が生まれ、第2・第3の「事件」が表に出てきたのではないかと思うのです。
踏み込んだ言い方をすれば、3件の「事件」は当事者が意図的であったかないかにかかわらず、単なる一過性の事故ではなくスシローの経営姿勢に起因したものではないかと考えられるということです。
背景にある経営姿勢とは?k8 カジノ 兄弟が設立した回転寿司チェーン
メガ 割 11 月 では、どのような経営姿勢がスシローを動かしているのでしょうか。かっぱ寿司の件でも触れた価格競争過多に起因する業界的なモラル欠如も一因ではありそうですが、他社が同じようなことをしているわけではありません。これをひも解くカギはスシローの創業から現在に至る経営の変遷と、そこに根付いた経営姿勢の同業他社との相違点などを検証することで見えてきます。
スシローは1980年代に清水義雄、豊の兄弟が、それぞれ大阪で回転寿司チェーンを始め、99年に経営統合してあきんどスシローを設立しています。その後、全国展開をしたものの、兄弟間で経営を巡って紛争が起こり、ここから経営権を巡る小刻みな変遷とファンドの登場という想定外の流れに入っていくのです。
弟の豊氏が同業のゼンショーに持ち株を売却し経営から身を引くと、2008年に兄の義雄氏は外資ファンドのユニゾンキャピタルに「ホワイトナイト」(友好的な買収者)としての支援を求めユニゾン系のファンドによるTOBでゼンショーを排除。これを機に義雄は経営からも手を引いて、経営権は完全に創業家の手を離れることになります。
ユニゾンは12年に英国系ファンドのペルミラに持ち株を売却し、キャピタルゲインを得て撤退。経営権を譲り受けたペルミラは、17年に元気寿司をグループに持つ精米卸販売の神明ホールディングス(以下神明)に「スシロー=元気」の業務提携を前提として株式を段階的に売却することで、持ち株の売り抜きに成功します。
しかし、19年に双方の基本事業戦略の相違によって元気寿司との業務提携計画が白紙撤回されることとなり、筆頭株主となっていた神明はスシローの持ち株をすべて手放すに至りました。
目的達成で即撤退の投資ファンド 経営者には厄介な存在?
スシローにおけるユニゾンやペルミラの動きをみてお分かりのように、ファンドは企業が困った時に救世主的に株主として登場するものの、彼らの最終目的はあくまで投資に対するキャピタルゲインであり、目的さえ果たせばさっさと去っていくのが常です。
従って、仮に「アクティビスト」と呼ばれる、いわゆる「物言う株主」でなくとも、事業収益が上がらず株価が低迷するような状況になれば、経営方針に注文を付けたり、経営陣の交代を求めたりという物言う存在であるのは常であり、経営にとっては何かと厄介な存在でもあるのです。
元気寿司との業務提携白紙に 原因は?k8 カジノ 現経営トップは元JAL副社長、ファンドの扱いに手腕発揮
のりもの むすめ スシローの現経営トップ(スシローを傘下に持つ東証プライム上場のFOOD&LIFE COMPANIES)は、15年にペルミラが連れてきたプロ経営者の水留浩一氏です。水留氏はコンサルティング会社を経て経営破綻後の日本航空で副社長として活躍し、アパレル大手のワールドの専務を経てスシローのトップに就いています。
FOOD&LIFE COMPANIESの水留浩一CEO(出典:同社公式Webサイト)
いわばファンドの扱いもその怖さもよく分かった立場であり、短期収益獲得による株価の維持・上昇を主眼とした店舗網積極拡大による売上増強至上主義を旨として、売上業界一位の座を死守してきたといえます。
業務提携白紙の背景に思想の違い
元気寿司との業務提携計画の白紙化の原因も、実はこのファンドへの目配せを怠らない水溜社長の事業方針にこそあったわけなのです。筆者はこの提携解消直後に、元気寿司の前社長である法師人尚史社長から同社の業務方針について直接うかがう機会があったのですが、その基本はスシローのような目先の数字づくりを重視する姿勢ではなく、コスパ重視の商品・サービス開発を旨とするというものでした。
回転レーンの廃止をいち早く手掛けて常に握りたて提供サービスを重視したり、提供時のシャリの最適温度までも考えた寿司提供のオペレーションを検討したりするなど、片や雇われプロ経営者、片や職人からの叩き上げ経営者である思想の違いが大きく感じられました。
元気寿司はこの提携以前に、かっぱ寿司とも提携→解消を経験しています。職人文化の元気寿司と、頻繁な資本移動を繰り返してきた業績至上主義のかっぱ、スシローとの業務提携の白紙化は、至極当然と納得させられる次第です。
スシローは結局この事業提携計画がとん挫したことで、30%を超えていた神明の持株分は再び複数のファンドの手にわたることになりました。現在もスシローは最上位株主を複数の海外ファンドが占め、経営は食の専門家ではないプロ経営者水溜氏が引き続き指揮を執っています。
すなわちファンドへの目配せを重視するプロ経営者の経営姿勢は依然として続いており、この点は外食専門企業や寿司職人上がりの創業家が経営権を握っている他の大手回転寿司各社とは、決定的に違っているのです。
東芝と共通点?k8 カジノ ファンド主導の経営、東芝を連想
fisco coin このようなファンド株主に気を遣いながら経営の舵取りをする様は、業種や規模は全く異なりますが、あの東芝をも連想させられます。東芝は相次ぐ経営不祥事による大赤字で上場廃止の危機に立たされた折に、外資ファンドのアクティビストたちを新たな株主として迎え入れたことで、常にファンド株主の顔色うかがう経営への転換を余儀なくされ、現在もなお迷走状態が続いています。
長期的な発展を願う企業経営の利害と短期的な利益を追求するファンド株主の利害は必ずしも一致しないものであり、ファンドの要望にまんま従うことが一般株主や利用者にとってマイナスにはたらくことも間々あるのです。
東芝“事件”多発の背景に利用者軽視の経営姿勢?
度重なる「事件」の発生と、行政側からの厳格な指摘や指導を受けながらも、トップが会見を開いて謝罪および説明をするという姿勢すら見せなかったのは、大株主であるファンドには気を遣いながらも利用者のことは軽くみているような経営姿勢の表れなのではないかとも思われます。
さらに申し上げればスシローの一連の「事件」は、プロ経営者の増収至上主義による利用者軽視の姿勢から、起きるべくして起きたものではなかったのか、とすら思えてくるのです。
顧客サービス第一への転換で再発防止を
相次いだ「事件」はスシローの業績にも大きな影響を及ぼしています。7月の各社売上をみてみると、コロナ第7波の影響下で苦しい状況にありながらも、くら寿司が前年同月比1.3%増、元気寿司が同3.3%増、カッパ・クリエイトは同1.1%増と各社ともギリギリ前年比増を確保している一方で、業界トップのスシローだけが10.2%減と、唯一前年比で2桁減少に転じてしまっているのです。目先の業績に陰りが見えれば、ファンド系大株主は黙ってはいないでしょう(かっぱ寿司の事件以降、一人負けは解消されそうですが)。
「事件」が起きる→業績が落ちる→ファンド株主の目が気になる→増収至上主義で顧客軽視になる→「事件」が再び起きる……。スシローの信頼回復に向けては、そんな無限のマイナスループにはまる前に、数字づくりよりも本業を大切にして顧客サービス第一を貫ける経営者による経営姿勢の抜本的見直しが必要なのではないでしょうか。
逮捕者を出すような完全なコンプライス違反を起こしたかっぱ寿司とは状況は異なりますが、経営姿勢に大きな課題を抱え問題が表面化したという点では全く同じです。猛省なくして業界トップ企業としてのブランド復建に向けた道のりは、険しいと考えます。
著者プロフィール・大関暁夫(おおぜきあけお)
株式会社スタジオ02 代表取締役
横浜銀行に入り現場および現場指導の他、新聞記者経験もある異色の銀行マンとして活躍。全銀協出向時はいわゆるMOF担として、現メガバンクトップなどと行動を共にして政官界との調整役を務めた。銀行では企画、営業企画部門を歴任し、06年支店長職をひと区切りとして円満退社した。その後は上場ベンチャー企業役員などとして活躍。現在は金融機関、上場企業、ベンチャー企業のアドバイザリーをする傍ら、出身の有名超進学校人脈や銀行時代の官民有力人脈を駆使した情報通企業アナリストとして、メディア執筆者やコメンテーターを務めている。
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