パチンコ 時速利益の半分は不動産──フジテレビの不調で、変わるフジHD 101億円の大幅減益でも安泰な理由パチンコ キューティー ハニー

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渡辺 謙 逃 暴 者 普段は決算書から分かる経済の流れについて解説している本連載ですが、10月の記事からは決算書を読んだり、さらに二ュースを見たりする際に知っておきたい会計用語を、実際の企業の決算を取り上げつつ紹介しています。

 正確なルールや知識というよりは、決算書やニュースを見る際により詳しく意味が分かることを目標にします。前回は、スシローを例に「減損損失」について解説しました。

前回の記事

スシロー、おとり広告で「信用失墜」し客離れ──それだけではない業績悪化のワケ

 今回取り上げるのは「その他有価証券評価差額金と包括利益」についてです。フジテレビなどの事業を展開しているフジ・メディア・ホールディングスの実際の決算を取り上げつつ説明していきます。

photo子会社のフジテレビジョン(画像はイメージです。提供:ゲッティイメージズ)コロナ影響でメディア事業の売上減

 まずはフジ・メディア・ホールディングスのここ数年の業績の推移から見ていきましょう。

photoフジ・メディア・ホールディングスの業績推移(決算短信を基に筆者作成)

 売上高の推移に関しては、コロナ以前は6500億円前後で横ばいの状況が続いていました。コロナの影響が出た2021年3月期は5199億円と大きく下落し、22年3月期に関しても5250億円と下落の状況が続いています。

 テレビは成長産業ではないため、しばらくの間は売り上げも伸び悩みの状況で、コロナの影響も比較的大きかったことが分かります。

photoフジ・メディア・ホールディングスの営業利益(決算短信を基に筆者作成)

 続いて営業利益の推移に関しても、コロナ以前は増減はありつつも伸び悩みの状況が続いています。コロナの影響が出た21年3月期は38.4%減で、101億円もの減益を記録しました。

 フジ・メディア・ホールディングスのコロナの影響を考えてみると、21年3月期に非常に大きな悪影響が出て会社は苦しい状況となっていたように見えます。

photo2021年3月期決算説明会資料より

 しかし、フジテレビの運営などのメディア事業の21年3月期は、実は利益面ではそこまで大きな悪化となっていたわけではありません。

不動産関連事業の利益は今k8 カジノ メディアから不動産中心に

gantz 極 パチンコ テレビ局であるフジテレビジョン単体の業績としては、売り上げは14.9%減、営業利益も29.2%減と悪影響を受けています。しかしながら、通信販売のDINOS CORPORATIONが巣籠り需要で大幅増益となった影響で、メディア事業全体では売り上げは14.7%減となったものの営業利益は1.4%減にとどまっています。

 どうして大幅減益になっていたのかというと、不動産関連の事業が影響しています。実はフジ・メディア・ホールディングスはテレビ局として知られていますが、サンケイビルなどを運営している都市開発・観光事業という不動産関連の事業も展開しています。

 テレビを中心としたメディア事業が成長産業ではなくなる中、この不動産関連事業の利益の比率が大きくなっていました。

photo不動産事業利益比率(決算短信より筆者作成)

 利益全体のうち、不動産関連事業の利益の比率の推移を見てみると14年3月期には17.5%と低水準だったところから伸び続けており、

17年3月期:49.8%18年3月期:53.3%19年3月期:50.7%20年3月期:48.6%

と17年3月期~20年3月期に関しては不動産関連事業が利益の約半分を占めていたことが分かります。メディアの会社から不動産中心の会社に変わりつつあったということです。

photo2021年3月期決算説明会資料よりしかし、不動産関連業も厳しい?k8 カジノ 減益の要因は不動産関連事業

面白い アプリ mmo そして21年3月期の不動産関連事業の業績は、主力のサンケイビルが33.7%の大幅減益になったことに加え、グランビスタホテル&リゾートというホテルの運営が51.9億円の赤字と業績は大きく悪化。計99.7億円もの減益要因となっています。

 メディア事業の利益は横ばいである上、不振だったテレビ局は20億円ほどの減益でした。減益の要因は不動産関連事業にあったことが分かります。

 一般にフジテレビといえば「テレビの会社」と捉えられているため、フジ・メディア・ホールディングスが100億円以上の減益というニュースを見ると、メディア事業が大きなダメージを受けてしまったのかと推測してしまいます。しかし、利益の内訳まで見てみると違った実態が見えてくるのです。

 また、不動産関連事業は規模が大きく、非常に多額の不動産を抱えています。21年3月期末には土地が2614億円、建物が1501億円あり、22年3月期末には土地が2721億円、建物が1625億円となっています。

photo2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)より

 実はこうした不動産は、基本的には時価評価はしないというルールがあります。

 サンケイビルは好立地にあるため含み益を抱えている可能性がありますが、その含み損益がどれほどかは利益の推移を見ていても分かりません。

では、どこを見れば分かる?k8 カジノ photo有価証券報告書-第80期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)より

海 パチンコ 賃貸不動産の資産の状況を確認すると21年3月期末時点では帳簿価格が2313億円に対して、時価は2743億円と430億円もの含み益があります。前期末時点での含み益は329億円ほどだったことを考えると、不動産の含み益が100億円も増加しています。

 20年3月期の営業利益は263億円で、21年3月期の営業利益は162億円と101億円もの大幅減益となっていました。しかし、フジ・メディア・ホールディングスを不動産運用まで含めた資産運用会社と捉えれば、含み益の増加で減益分は相殺できるため、業績悪化はしていないと考えることも可能です。

photo有価証券報告書-第81期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)より

 なお、22年3月期の含み益は計629億円まで増加しています。22年3月期は営業利益ベースでも大幅増益だったことと合わせると、非常に好調であるという評価も成り立ちます。

 このように、フジ・メディア・ホールディングスは不動産も多額なので、資産運用会社として捉えて不動産の含み益まで見てみると違った状況が見えてきます。

 そしてもう一つ、含み益を見る際に重要なものがあります。有価証券です。実はフジ・メディア・ホールディングスは非常に多額の有価証券を持っています。「投資有価証券」の金額を見てみると21年3月期には4087億円、22年3月期には4117億円と多額です。

photo22年3月期の決算短信より含み益が増減しても、利益には載らない なぜ?k8 カジノ 含み益が増減しても、利益からは分からない

online slots for ところで、投資有価証券とは何なのでしょうか?

 非常に大まかに説明すると、近々は売るつもりのない、もしくは(株式の持合いや戦略上の理由などのため)売ることが難しい有価証券のことを「投資有価証券」と呼びます。

 そして投資有価証券の含み益が変動したとしても、営業利益や経常利益、純利益といった一般にニュースで取り上げられるような利益の額には含まれません。

 通常の有価証券であれば、含み益の変化は利益に含める必要がありますが、売却予定のない投資有価証券の価格の変動は利益にしない方が誤解がないためです。

 ちなみに有価証券自体は時価で評価します。これは、市場性のあるものには市場価格がある上、市場価格で評価しないと情報開示の側面からも分かりにくいためです。

 このような理由で、含み益が増減したからといって利益には含まれません。それでは、含み益がどのくらいあるかを知るためにはどこを見れば良いのでしょうか?

「その他有価証券評価差額金」から把握できる

 この答えが、今回のトピックである「その他有価証券評価差額金」という項目です。

photoその他有価証券評価差額金(決算短信より筆者作成)

 その他有価証券評価差額金の推移を見てみると、直近の22年3月期は1247億円となっており、多額の含み益を抱えていることが分かります。

 20年3月期には株安を受けて764億円まで減少していましたが、その後の金融緩和による大幅な株高を受けて21年3月期には1220億円まで増加しています。

 営業利益の推移を見てみると大幅減益で不調かと思われていたフジ・メディア・ホールディングスですが、資産運用会社と考えて不動産、有価証券の含み益の変化まで見てみると非常に好調な様子が見えてきます。

 また、こうしたその他有価証券評価差額金の含み益の変動を含んだ業績の推移が、本稿のもう一つのトピックである「包括利益」です。

photo21年3月期の決算短信より

 包括利益の金額は、20年3月期の172億円から21年3月期には582億円と、410億円もの大幅増益となっています。包括利益には土地の含み益の変化は載らないため、そこまで含めるとさらに好調だったわけです。

 テレビ局というメディア事業としてのイメージが強いフジ・メディア・ホールディングスですが、詳しく利益の内訳を見ると、不動産に強みがある会社だという実態が見えてきます。多額の不動産と有価証券を持っており、実質的には資産運用会社と捉えることも可能です。

 また、こうした資産の含み益は、普段報じられるような利益に含まれないことが多く、包括利益やその他有価証券評価差額金といった数字もチェックしてみると、違った側面が見えてきます。

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