パチンコ 八王子【コラム】コロナ禍の「パチンコ報道の酷さ」と「現場の明るいお話」〜fromユキペディア鬱 パチンコ
パチンコ 八王子【コラム】コロナ禍の「パチンコ報道の酷さ」と「現場の明るいお話」〜fromユキペディア鬱 パチンコ。
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アラジン ディスティニー【永澤有希のユキペディア】本誌「間違いだらけの女性活用」連載中、永澤有希氏の新連載がwebでスタート!組織人事コンサルタントとして「人がすぐ辞める企業を、優秀で強い組織に激変」させるなど多数の実績を持ち、予防医学指導士・メイクアーティストなどの資格も保持し「ホールスタッフを輝かせる事が私の使命」と語る永澤氏が縦横無尽に切り込みます!
コロナ渦の業界報道あれこれ
酷かったですよね、コロナ渦のパチンコ業界報道。
毎日々々、Yahooニュースには(よく見るサイトが「Yahoo! JAPAN」なので)、業界を叩くような、クリックを煽らんばかりの野次馬根性を掻き立てるタイトル。現場を知る人ならチラ見しただけで「全然取材してないでしょ!」とツッコミたくなる、薄っぺらい内容。
そんな中でも、日野百草さんという方が書いた記事は唯一「きちんと取材している」と分かる内容でした。タイトルが「パチンコ店幹部に先行きが心配かと聞くと、笑って首を振った」と、不敵でオラオラ系なので、その点は業界に対する悪意を感じますが、出版社が勝手に付けたのかもしれませんね。あ、リンク先は長文なので、まずユキペディアを読んでからにしてくださいね。繰り返しますが内容がどうではなく、あくまでも「ちゃんと取材している」と感じた記事です。【パチンコ店幹部に先行きが心配かと聞くと、笑って首を振った(NEWS ポストセブン)】https://news.yahoo.co.jp/articles/2c6ed3cfcf27b1e81ffa048991304fd731f54769?page=1
はい、カムアウトしますと学生時代からライターのバイトで週刊誌やスポーツ紙に寄稿していたミチスケジャパン永澤有希です(Pライターでなく、いろんな事を取材して記事を作る一般ライター)。物書きが好きで十代の頃からライティングスクールにも通っておりましたよ。当時、就職先の副業禁止でフリーライターは辞めましたが、巷にあふれる記事はそんな目線で拝見しております。
では今回もユキペディア、スタートです。今回はちょっと炸裂しちゃうかも。
恋愛ライターがパチンコに絡めた記事を書くとこうなる
「恋愛ガイド」と名乗る女性ライターさんが5月初旬に書いた「コロナで仕事激減…パチンコ三昧になった彼」という記事は、「男女問題に『コロナ・パチンコ・医療従事者』という、時流に乗った三大パワーワードをギュギュッと詰め込みました感」が溢れるものでした。
内容は、「30代カップル、私(女性)は医療従事者、彼は工場の二代目。コロナで仕事減の彼はヨレたTシャツでパチンコ三昧。以前はお洒落で明るく、私が疲れてると必死で笑わせてくれたのに!精神タフ男のはずがパチンコに溺れるなんて意外と弱いのね。私は彼を見捨てた、さようなら」というものですが、Yahooのコメント欄は「4月中旬以降はパチンコ屋さんほとんど営業していないでしょ!妄想作文」、「作り話?パチンコ三昧?どこの都道府県?」、「とりあえずパチンコ屋を悪者にしとけばいいや、みたいな安直さはどうかと思う」などの感想で溢れ、約1000件もの膨大なコメント数を獲得しました。
コロナ禍で「パチンコ」のワードを使えば閲覧数が伸びましたから、そういう意味ではライターさんや出版社、サイト運営会社も、パチンコ業界の恩恵にあずかりましたね。事実、記事タイトルに「パチンコ」の文字が入ればYahooニュースのトップに来るのですから。テレビ業界も同様ですね。パチンコ業界を悪く言うことで視聴率を稼ごうとする方々は、「天に向かって唾を吐く」という言葉を忘れてはいけませんね。もちろん、セーフティネット業種拡大運動などを好意的に取り上げてくれたメディアもあったことは、付記しておきます。
対外的に「俺」って言いますか?
タイトルに「パチンコ」が付いた記事はほぼ読みましたが、中でも疑問に思うのは、一人称が「俺」になっているもの。
「おれたちパチンコ業界は…」、などと表現されているんですよ。でも普通に考えて、パチンコ企業の人で、ご自分を「オレ」とか「おれたち」って言うひと、思い浮かびます?以前、東北にあるP企業の社員研修を担当したとき、そこの方言で、女子が「おれ」って言うのは可愛くて、萌えましたが…。
プライベートや、社内の同僚部下に対して自分のことを「俺」と表現する人は居るでしょうけど、外部の人とお話するときに一人称を「オレ」と表現する業界人を、私は知りません。むしろ接客業で鍛えられてる分、パチンコ企業人は無駄に言葉遣いが丁寧だったりします(それで間違えて過剰な敬語を使っちゃうぐらいです)。
パチンコ屋=オラオラ系=「俺」って言うだろう…という、40年も50年も前のイメージで書いたのでしょうが、文章の端々から妄想と印象操作が見え隠れ致しますね。取材対象者が本当に「俺」と言ったなら、よっぽど、聞き手であるライターと馴れ合いなのか…などと考えてしまいますが。
そして、コロナ禍の記事でも「酷い書きようだなぁ」と思ったのは、某大手出版社のサイトに掲載された、この一文。
「筆者自身、パチンコ・スロット店の存在を決して快く思わないし、あの手この手、様々な詭弁を弄して運営を続けていこうとする遊技場経営者を身勝手だとしか感じない」←えっ?えぇ!?
私、パチンコ企業の経営者は何人も存じ上げておりますし、パチンコ企業勤務時代は社長室に在籍しておりましたが、「パチンコ事業を存続している経営者」で身勝手な方なんて一人もいませんよ。休業要請に応じ、売上はゼロなのに、毎日々々莫大な固定費だけがどんどん出ていく。しかもネットやテレビは業界を叩くニュースばかりで気が滅入る。そんな中でも、耐えて耐えて、それでも廃業しないのは
「雇用を守るため」
に他なりません。だって、そんな状況だったらいっそのこと、「やーめた!バンザイ!」と言って両手を上げ、何もかも終わりにして、従業員を解雇し、借金をチャラにして、取引先との関係を絶ったら、こんなにラクなことは無いって思いませんか?
経営者は「死」を意識した
コロナ禍よりもずっと前に、業界人なら誰でも知っているP企業の創業者から、「もう自分は儲けなくていいんだよ、それでもまだ会社をやってるのは社員のため」と、聞いたことがあります(私、唯一「自分のいい所」を挙げるなら、その道を極めた様々な業界のスペシャリストが本音を話してくださったり、アドバイスを頂けること。ありがたいです)。
実際、ある経営者の方は、「コロナ休業のあいだ、はじめて『死』を意識した」と、壮絶な思いを語ってくれたほどです。その方がいう「死」には、きっと色々な意味があるのだと感じます。様々なものを背負っている方にしか、分かりえないものが。
雇用を守るということは、地域の経済や、従業員および従業員の家族など多くの人々の生活、ひいては命を守る事に繋がります。
また、「パチンコという産業がある」からこそ、それを取り巻く様々なメーカーがうまれ、上場しています。パチンコ店がなければ、あの上場企業もこの上場企業も生まれなかったはず。
それなのに「遊技場経営者を身勝手だとしか感じない」だなんて。パチンコ産業(パチンコ屋ではないが、パチンコ屋がないと成り立たない産業、メーカー等)で食べている人は、たくさん居るんです。本当に、「伊東美咲ちゃんの前で同じこと言ってみろ!」と思います。こういう、時流に乗って何かを叩く人ほど、権力者の前では揉み手になるものです。
各地域の遊技業協同組合の多くが「こども食堂」などの地域支援をしたり、災害のたびにパチンコ業界が多額のお金や物資を寄付しているなんて、記事ライターさんたちは知らないでしょ? 知ろうともしないでしょ? その遊技場経営者をつかまえて、何が「身勝手」なの? これだから、現場も知らずにパチンコ業界周りをうろうろして美味しい汁を吸おうとする人は…と、これ以上書くとヒートアップしてしまうので、休業余波の大変な中で頑張っている某経営者さんから頂いたLINEをご紹介いたしますね(掲載はご快諾を頂いております)。↓
これが現場の生の声
さてさて、前回は「マスクしたら滑舌良く話せ、の罠」という文中で、「現在は大声防止のために、店内の音量を下げるパチンコ店が多い」ということで、複数P企業の幹部に「店内のボリューム」についてインタビューした、と書きました。
中でも印象的だったのは、全国的に知名度のあるP企業の、店長さんのお返事でした。
「パチンコ店のイメージからくる、行政からの「要請」と、「現場の現実」の間には、ギャップがありますので、状況に応じて臨機応変に対応していると思います」↑The現場の声、ですよね。現場を知らずにアレコレ要求してくる行政と、現場での乖離は、現場にいる人にしか分からないものです。東京都医師会の猪口副会長が誤って「パチンコはクラスター発生場所」と言ったのも、単に「パチンコ店のイメージ」で決めつけたのが原因でした。同会は翌日「パチンコ店のクラスター発生はない」と誤りを認め、訂正して、「深くお詫び申し上げます」と謝罪しましたよね。医師会であれ、マスコミであれ、イメージだけで物事を発信するのがいかに危険か、身を以て教えて下さいますね。
コロナ前の8割まで戻ってきた
言いたい事が多すぎていつも横道にそれてしまう私ですが、店長さんから頂いたメッセージの続きです。
敢えて「文字起こし」は致しませんので、どうぞ各自お読みいただき、店長さんのお気持ちを、行間まで読み取って頂ければ幸いです。プライバシー保護のため一部加工。
店長さんの声、共感する方々も多いのではないでしょうか。暗いニュースが多い中、私は非常に、気持ちが前向きになるのを感じました。もちろん、これから第二波がやってくる可能性大のコロナには、重々お気をつけの上。
この会話には後日談があり、店長さんが、またまた明るいメッセージを届けて下さったんですよ。
また次回に♪それではまた、ユキペディアでお会いしましょう。
【注意】メッセージの掲載は店長さんのご快諾を得ております。また、このメッセージは店長さんと私の信頼関係で発生したものですので、無断引用や無断転載は絶対に禁じますね。
◆著者プロフィール永澤有希(ながさわ ゆき)㈱ミチスケジャパン 研修講師・組織人事コンサルタントコンサル企業、パチンコ企業を経て現職。経営者の気持ちもスタッフ心理も理解できる唯一のコンサルタント。厚労省推進PA選出など、採用教育、組織作り全般で成果を上げ、評価の厳しい創業者からも「永澤くんのお陰で組織が変わった、貢献度は大きい」の言葉を貰う。業界特有のハラス問題も精通しハラスメント防止研修も多数担当。現場経験から「業界に必要」と感じるものはジャンル問わず勉強を欠かさず、メイクアーティストや予防医学指導士、防火防災士などの資格取得。企業および遊技業協同組合等の講演も多数担当。研修(接遇・管理者研修・新人研修・新店研修・女性活用・ハラスメント研修ほか)および講演の問合せはMail [email protected] LINE: https://lin.ee/VZJ69ptu tel 03-3576-8159
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