桃 剣 パチンコ異業種のウイスキー製造に参入　機械メーカーがなぜ？パチンコ 屋 廃墟 死亡

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ビット カジノ ビット コイン k888vip.club　医療機器などを製造する東京のメーカーが、新潟県村上市に蒸留所を整備し、10月からウイスキー製造に新規参入した。新型コロナウイルス禍が落ち着いたあとを見据え、新たな事業に乗り出す中小企業を支援する、国の事業再構築補助金を活用。熟成期間を経て、数年後の出荷を目指す。それにしても機械メーカーがなぜウイスキーを造るのか。

吉田電材蒸留所の外観＝新潟県村上市（本田賢一撮影）

　この会社は「吉田電材工業」（東京都台東区）。X線装置などの医療機器、変圧器などの電気機器を製造している。従業員数は約100人。連結売上高は、コロナ禍前の令和元年3月期が85億円だったのに対し、3年3月期は67億円と落ち込んだ。

　松本匡史（こうじ）社長は「コロナの影響で本業に大ブレーキがかかった。新潟県村上市の工場施設を活用して何かできないか検討した結果、ウイスキー造りに参入することにした」と説明する。

　松本氏は大のウイスキー好きだが、単に好きだから始めたわけではなく、ウイスキー市場の将来性を見極めた上での参入だ。財務省貿易統計によると、国産ウイスキーの輸出額は、平成23年の年間20億円から令和3年には461億円と10年間で20倍以上に拡大。特に中国、米国、欧州で日本産ウイスキーが人気だ。

　国内販売量も堅調に推移しており、2年度の販売数量は年間17万キロリットルと10年前の約2倍に成長している。

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スロット チェイン クロニクル　新潟県の最北部、村上市にある同社工場を改装した吉田電材蒸留所の整備費用は2億5千万円。うち6千万円は国の事業再構築補助金を活用した。所長は松本氏が兼務する。

　蒸留所の面積は1090平方メートル。蒸留器は独名門メーカーのコーテ社製を導入し、原料のコーン（トウモロコシ）やライ麦、大麦麦芽などのブレンド量を自在に調整できる独自設備も取り入れた。年間生産能力は100キロリットルで、少量を生産するクラフト蒸留所に分類される。

　造るのは、コーンやライ麦などさまざまな穀類を原料にする「グレーン」と呼ばれる種類のウイスキー。「国内でグレーンだけ製造するクラフト蒸留所は吉田電材が初めて」（松本氏）という。

吉田電材蒸留所の独メーカー製蒸留器＝新潟県村上市（本田賢一撮影）

　グレーンを選んだのには3つの理由がある。まず、軽い口当たりのグレーンの人気が近年高まっていること。さらに、さまざまな穀類を原料にできるため、多様な製品を造ることができる。松本氏は「米どころ新潟の蒸留所なので、いずれ米を使ったウイスキーも造れれば」と話す。

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コーチ ライセンス サッカー　加えて、国内のクラフト蒸留所の間で今後、国産グレーン原酒への需要が高まるとみているためだ。日本洋酒酒造組合は昨年、「日本産ウイスキー」の定義を定め、ブレンドするグレーンも含め全てが国産でないと「日本産」を名乗ることができなくなった。国内のクラフト蒸留所では従来、海外産グレーン原酒を主にブレンドしてきた。

蒸留所の所長を兼務する吉田電材工業の松本匡史社長＝新潟県村上市（本田賢一撮影）

　吉田電材工業は10月26日に蒸留所の火入れ式を行い、ウイスキー造りを開始した。当初はコーン70％、ライ麦15％、大麦麦芽15％の割合でブレンドした原料で、バーボン風ウイスキーを造るという。「数年の熟成期間を経て、初年度の出荷量は750ミリリットルボトルに換算して約2万本を予定している」（松本氏）。

　火入れ式に出席した村上市の忠（ちゅう）聡副市長は「村上市は8月の豪雨災害で大きな被害を受け、復興の途上にある。蒸留所の稼働は明るい話題」と期待を寄せた。（本田賢一）

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