パチンコ 恵比寿なぜ若者に「純喫茶」の定番メニューが人気なの? 単なるレトロではない昭和の喫茶ブームの背景パチンコ 必殺 仕事 人 豪 剣
パチンコ 恵比寿なぜ若者に「純喫茶」の定番メニューが人気なの? 単なるレトロではない昭和の喫茶ブームの背景パチンコ 必殺 仕事 人 豪 剣。
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ゴープラ 小手指 k888vip.club 昭和レトロがブームになっているといわれる中、“昭和の喫茶”が復活している。コメダ珈琲店をはじめとする郊外型喫茶が既にブレークしていたが、コロナ禍になってからクリームソーダ、ミックスジュース、ナポリタン、プリンといった純喫茶の定番メニューが見直されている。
なぜ“昭和の喫茶”が復活しているのか(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)
また、メロンソーダにお酒を入れてカクテルをつくる動きも広がってきている。インスタグラムなどSNSに写真をアップして見栄えがする、いわゆる「映えグラス」にて提供するのが、お約束となっている。
同じ空間で「昼は喫茶、夜は酒場」と、時間帯によって業態を分ける“キッサカバ”なる提案も、大手チェーンで行われている。
令和の時代になぜ昭和風喫茶なのだろうか。探ってみた。
プロントは「昼は喫茶、夜は酒場」を提案プロントの二毛作業態
カフェ&バー「プロント」を展開してきたプロントコーポレーション(東京都港区)は、従来から昼は喫茶、夜はバーに切り替わる二毛作業態として、人気を博してきた。同社・広報によればプロントは全国に約200店を出店している。
しかし、これまでは昼と夜の切り替えがシームレスで不徹底だったとして、21年より、昼は喫茶、夜は酒場と明確に分けるリブランディングを実施。リブランディングをした業態のディナータイムを、キッサカバと称して全国の店舗を順次リニューアルしている。同年4月10日にオープンした銀座コリドー店(東京都中央区)が、リブランディング1号店だった。
キッサカバの人気メニュー、タコさんウインナー
背景として、プロントの店舗は主に、東京をはじめとする大都市の都心部やターミナル駅の駅前が多かった。コロナ禍でリモートワークが進むと、都心部の昼間人口が減り、電車を使って出勤する人も減って、プロントは大きな影響を受けた。
コメダのような郊外型喫茶は、ロードサイドに店舗が多く、基本はマイカーで行く店。コロナ禍で外食のニーズが減退しても、生活者に選ばれた。しかし、プロントに足を運んでいた人たちの多くは、ビジネスマンやOLで、家に巣ごもりするようになっては集客を上げようにもどうにもならなかった。加えて、緊急事態やまん延防止等重点措置の期間中には、時短と酒類提供の自粛を要請されていた。
ばえグラスで提供される酒、ザ・ニューサワー(クリア珈琲)
当初は3カ月から半年くらいで、コロナ禍のパンデミックが収まると多くの人が考えていたが、いまだに第8波が来たと騒然としている状況だ。
しかし、ビジネス街で飲食をする人がコロナ前より減っても、探せば繁盛している店も確かにあるにはある。
「プロントも人々に選ばれる店でありたい」(同社・広報)というのが、リニューアルに踏み切った理由だ。
顧客層が高齢化k8 カジノ 顧客層が高齢化
就活 人気 ランキング プロントが誕生したのは1988年。昼は低価格のコーヒーショップ、夜はショットバーにして高収益を狙う二毛作業態として、サントリーとUCC上島珈琲の共同出資でスタートした。試行錯誤の末、軌道に乗り、2008年には200店に達した。
一貫して都市で働く人をターゲットにしてきたが、近年はフリーWi-Fi、自由に充電できるコンセントを備え、モバイルワーカーにも重宝されていた。ランチタイムはパスタが人気で、OLたちに愛用されている。
しかし、20年前には20代、30代だった若者の常連も、年齢を重ねて40代、50代となって、特に夜はいつのまにか顧客層が高齢化していたという。大人の行く落ち着いた店として、それはそれで良かったのだが、コロナ禍による顧客の激減で、危機感が強まった。
プロント、おやじのシウマイ
BI(ブランドアイデンティティー)を実施するにあたり、Z世代やミレニアム世代、つまり20代、30代にリーチする改革を行ったという。
昭和の雰囲気を再現する「ネオ大衆酒場」は、令和の若者にとってはレトロな感じがむしろ新しく、トレンドとなっている。東京・三軒茶屋「マルコ」、東京・十条「トーキョーギョーザクラブ」、大阪・谷町六丁目と東京・五反田の「大衆食堂スタンド そのだ」などが代表格とされ、コロナ禍にあってもにぎわっている。
そこで、このネオ大衆酒場の要素をリニューアルに際して取り入れることにした。ネオ大衆酒場の共通要素としてあるものを盛り込んで、喫茶+酒場の“キッサカバ”に変えた。
その共通要素とは、昭和レトロなメニュー、映えるグラス、ネオンサイン、キャッチーなイラストなどである。
プロント、昼の人気パスタ。コクうまミートソース
前出のマルコではZ世代が店に行って、インスタグラムなどのSNSに盛んに投稿している。そうした投稿を見た人が次々と店に来る、好循環を生んでいる。
キッサカバになった夜のプロントでは、今では家庭で作らなくなった「タコさんウインナー」をはじめ、「おやじのシウマイ」や「オカンが作るハムエッグ」、ナポリタン、固めのクラシックなプリンといった懐かしいメニューをそろえた。
キッサカバのメニュー
夕刻には、出入口にキッサカバの暖簾(のれん)を掲げ、ピンクのネオンを灯(とも)し、映えるグラスでお酒を提供。「若い人に好評で、狙い通りに顧客が戻ってきている」(同社・広報)とのことだ。
キッサカバのメニュー中野「不純喫茶ドープ」k8 カジノ 中野「不純喫茶ドープ」
こい ん ま ー けっ と 一方、「喫茶+酒場」をコンセプトとして、20年7月にオープンしたのが、東京・中野にある「不純喫茶ドープ」という店だ。中野駅から歩いて7分くらいかかる中野ブロードウェイの裏手、早稲田通り沿いにある。
不純喫茶ドープ中野店
不純喫茶というのは、もちろん純喫茶をもじった造語で、もともと同所にあった喫茶店の空間をほぼそのまま使っている。店内ではピンクと青のネオンサインが妖しく光り、映えるグラスで一見クリームソーダに見えるお酒も出す。昭和の純喫茶ではなくて、酒場の機能も有した新しいタイプの令和の喫茶といった意味合いで、不純喫茶と名乗っていると見受けられた。インスタグラムにおける「#不純喫茶ドープ」の投稿数は1万を超えており、Z世代向けのSNSマーケティングの成功例として注目されている。
不純喫茶ドープの昭和プリン不純喫茶ドープのナポリタン
この店が評判となり、昭和喫茶復興の機運が盛り上がってきた感がある。
同年10月には、東京・上野に2号店の上野御徒町店をオープンした。
メインになっているメニューは、ナポリタン、ミートソース、オムライス、だし巻き卵サンド、コーヒー、ウイスキー、クリームソーダ、昭和プリンなどで、昭和の喫茶やバーでなじみのものがそろっている。
クリームソーダにお酒を入れてカクテルにするという発想は、当時はなかったと思われるが、これが受けて居酒屋メニューとして広がっている。また、窒素ガスを用いてビールのような泡を作るアイスコーヒー「ニトロコーヒー」は最近になって人気になってきたものだ。映えるグラスも含めて、単なるレトロの復活でなく、新しい要素を効果的に取り入れている点が、話題の店となった理由だろう。支払いは現金を扱わず、キャッシュレスの決済となっている。
上野御徒町店
22年8月15~21日には、アパレル企業のTSIホールディングスが展開するセレクトショップ「L.H.P」とコラボしたポップアップストアも、「ラフォーレ原宿」(東京都渋谷区)にオープン。ポップアップストアでは飲食は提供せず、Tシャツなどの商品を販売。不純喫茶ドープのインテリア風にしつらえ、人気メニューの食品サンプルと写真が撮れる、フォトスポットも設けた。
このように食だけでなく、ファッション、インテリアと多彩な文化面で、昭和レトロ喫茶の魅力を拡散しているのが不純喫茶ドープの特徴で、トレンドの発信地として機能している。
8月には、ラフォーレ原宿にポップアップストアを出店(出所:プレスリリース)
不純喫茶ドープは、レトロな空間、映えるグラスのクリームソーダでギョーザや肉まんを食べるネオ大衆酒場「トーキョーギョーザクラブ」の系列店。トーキョーギョーザクラブは19年12月、東京・神田でオープン。コロナ禍で休業していたが、今年10月20日、十条に移転して営業再開した。
経営はwackwack creative(東京都世田谷区)という会社。元銭湯の女湯を改装した居酒屋「不健康ランド 背徳の美味」なる店も、20年12月にオープンした。
ラフォーレ原宿のポップアップストアでは人気インフルエンサーのしなこ氏の撮影会なども実施(出所:プレスリリース)渋谷「純愛喫茶めいこ」k8 カジノ 渋谷「純愛喫茶めいこ」
スロット 閃 乱 カグラ 「渋谷ヒカリエ」(東京都渋谷区)に面した路地にある「純愛喫茶めいこ」も、同店Twitterによれば「昼はレトロ可愛さを満喫でき、夜はピンクとネオンの可愛さが映える」喫茶&居酒屋だ。オープンは21年11月。
渋谷では地階が純愛喫茶めいこ、1階が恋愛酒場メイ子と姉妹店が出店する
不純喫茶ドープもZ世代の女性に人気のある店だが、純愛喫茶めいこは完全にZ世代の女性をターゲットに振り切っている。インスタグラムのストーリーズで、キャラクター「めいこママ」の恋愛相談をしてみたり、店内に恋愛成就の願掛けができるミニ神社があったりと、あの手この手の企画で顧客を魅了している。
めいこ外観
純愛喫茶めいこは、同じビルの上階にある「恋愛酒場メイ子」の系列店。恋愛酒場メイ子もまた、恋愛をテーマとしたネオ居酒屋だ。「好きという魔法のせいで何やったってかわいい」「恋は全て初恋です 相手が違うからです」などといった、恋愛にちなんだアフォリズム的文言が書かれた映えるグラスで、フルーツソーダ風のお酒や串カツなどのおつまみを楽しむ趣旨の店。
恋愛酒場メイ子のばえグラス。恋愛にまつわる文言が記されている(出所:恋愛酒場メイ子公式Webサイト)恋愛酒場メイ子、「私の愛した元彼たち」と称する串揚げ5種。手前から、ツカサ、ショウタ、カズヤ、シュン、リョウ(出所:公式Webサイト)
恋愛酒場メイ子1号店は21年3月、大阪の難波にオープン。現在は、大阪の難波と梅田、東京の渋谷と上野の計4店がある。経営は外食大手のコズミックホールディングス(大阪市)で、373店(21年10月現在)を有する。
純愛喫茶めいこと恋愛酒場メイ子 上野店は、8月6日~10月2日、推し活専門オンラインストア及び6万5000人のフォロアーを有する「推し活応援メディア」を運営するOshicoco(東京都渋谷区)とコラボメニューを発売した。
10色の化粧箱に入ったケーキ(要予約)、10色のクリームソーダなどを販売。Z世代は、アイドル、宝塚歌劇団、アニメ、舞台俳優などの推しを持っていることが多いが、推し活をテーマにした商品で、来店を促した。
推し活サイトOshicocoとコラボした、クリームソーダ。お酒にできる。ハート型に推しの名前を書く(出所:プレスリリース)
アイドルの場合、1つのグループ内で「青担当のメンバー」「赤担当のメンバー」といったように担当カラーを持っているケースが多い。例えば、青担当を推している人たちが集まって、青いケーキやドリンクを注文、応援する場として、店を使うことを提案した。
推し活サイトOshicocoとコラボ、トシラク(弁当型)ケーキ。ふたに生写真などを装着できる(出所:プレスリリース)
Oshicocoの担当者によれば、「カラ―バリエーションが豊富なことが好評で、多くの人にご来店いただいた。改めて違った形で、推し活のコラボ企画を進めている」とのことだ。
純愛喫茶めいこや恋愛酒場メイ子は流行りの店の域を脱して、推し活の拠点という目的来店を狙う戦略で、固定客をつくっていく方向性を見せている。
大阪「千成屋珈琲」k8 カジノ 大阪「千成屋珈琲」
sandbox ブロック チェーン さて、大阪のミックスジュース発祥の店として著名な「千成屋珈琲」は一度閉店しながらも、復活を果たし、関東にも進出して、人気商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」(神奈川県川崎市)にも店舗を構えている。ラゾーナの店舗に行ってみると、昔ながらのミックスジュースやプリン、コーヒーゼリー、クリームソーダを売っている。その一方で、台湾カステラのような、令和になって導入した新しい商品もメニューに加えて現代性を持たせているのがミソだ。
千成屋珈琲ラゾーナ川崎プラザ店
通天閣のお膝元、新世界の「ジャンジャン横丁」に店舗を構えてきた千成屋珈琲は、1948年(昭和23年)に創業した果物店をルーツとする。熟しすぎて売り物にならない果物を捨てるのがもったいないという、現代流に言い換えれば食品ロスを解消する視点で、創業者の恒川一郎氏が開発した。甘味が最大になる完熟の果物をミキサーにかけたジュースは非常に好評で、店の看板メニューとなった。
ミックスジュースと台湾カステラ、ミックスフルーツサンドウィッチ(ハーフサイズ)
60年に喫茶店に業態を転換。今ではほとんど使う人がいなくなった、アイスコーヒーを「冷コー(レイコー)」と呼ぶ言い方は、千成屋珈琲から広まったとする説もある。それほど、大阪の喫茶文化に大きく貢献した名店だったが、3代目の豊子氏が体調を崩し、2016年にいったん閉店した。
しかし、閉店を惜しむ大阪の有志が創業家を説得して17年に復活。現在は、LIFEstyle(大阪市)という外食企業の経営となっている。
新世界の本店はコロナ禍で休業していたが、6月11日に営業再開。ミックスジュースの他、ミルクセーキやミルクコーヒーを、エモい牛乳瓶で提供するバージョンアップを行った。
大阪・新世界本店ではエモい牛乳瓶で提供(出所:プレスリリース)
食事メニューでは、ハンバーグ、オムライス、海老フライ、ナポリタンをワンプレートに盛り付けた「千成屋洋食プレート~大人のお子様ランチ~」などの懐かしい洋食が楽しめるようにしている。
千成屋洋食プレート?大人のお子様ランチ?(出所:プレスリリース)千成屋珈琲、魅惑の珈琲ゼリー(出所:プレスリリース)
なお、ミックスジュースは焼鳥居酒屋チェーン首位の鳥貴族のメニューとしても、オリジナルクラフトジュースとして提供されている。東大阪市発祥の鳥貴族では、大阪の食文化に敬意を表してミックスジュースは定番となっている。果実のシロップをミルクで割った、甘い口当たりが特徴で、女性に人気がある。
ミックスジュースで、名物の貴族焼を頬張る。これも通な鳥貴族の楽しみ方の1つとして知られる。
鳥貴族、もも貴族焼(たれ)とミックスジュース亀戸「東京郊外」k8 カジノ 亀戸「東京郊外」
名古屋 パチンコ おすすめ 昭和の喫茶やスナックを改装したような空間を、わざとスケルトンからつくる動きも出てきた。例えば、22年5月、東京・亀戸の東武亀戸水神駅の近くにオープンした「東京郊外」という喫茶店が挙げられる。赤のビロード風の椅子が印象的で、現状お酒を出していない。しかし、わりとスナック風なレトロな雰囲気の空間なので、お酒を出しても違和感はないだろう。
喫茶 東京郊外の店内
メニューは、オムライス、ナポリタン、プリン、クリームソーダといった昔懐かしいものが多い。一方で、ブリトー、和紅茶のような令和になって広がってきたメニューも盛り込んでいる。
喫茶 東京郊外のオムライス。中はケチャップライスの昭和スタイル
このように、今日の昭和喫茶ブームは、単なる復古ではなくて、映えるグラス、ネオンサイン、クリームソーダのお酒化、ニトロコーヒーや和紅茶のような令和的新メニューなど、新しい要素を盛り込んで勃興している。そして、新感覚の大衆酒場ブームと連動して、喫茶+酒場が提案されている。
インスタグラム、TwitterなどのSNSで映える写真が拡散されて、Z世代、ミレニアル世代に受け入れられているのが特徴だ。表面をまねたエピゴーネン(模倣者)が、どんどん出現している状況にある。
しかし、若者向けの流行の恐さとして、飽きられた時に膨らんだ市場が一気に縮小するリスクもはらんでいる。小回りが利くベンチャーならいざ知らず、約200店も抱えるプロントのような大きなチェーンにとっては、昭和レトロへの傾倒は危険な賭けになる懸念がある。
不純喫茶シナコは、撮影用のロケ地としても貸出しをしている(出所:プレスリリース)純愛喫茶めいこ。喫茶+居酒屋の店(出所:公式Twitter)
著者プロフィール
長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。著書に『なぜ駅弁がスーパーで売れるのか?』(交通新聞社新書)など。
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