パチンコ 北上渋谷ハロウィーンの「地元にカネが落ちない問題」、どう解決すべきかパチンコ つばめ 郡山。 sim スロット 修理 ドコモk8 カジノ
ビット コイン 中国 取引 所 3年ぶりに行動規制のない「渋谷ハロウィーン」が無事終わった。
今回はインバウド解禁のタイミングに重なったことで、外国人観光客の姿も目立ったという。毎年、渋谷ハロウィーンを「荒れる成人式」と同じく「数字の取れる衝撃映像」として大ハシャギで取材する、ワイドショーも多くの外国人観光客にマイクに向けて、こんなコメントを切り取っている。
「世界で一番クレイジーなハロウィーンだ」
「渋谷ハロウィーンは海外でも有名なので、一度は来てみたかった」
こういう風に持ち上げられると、すぐに調子に乗ってしまうのが、日本人の悲しい性(さが)だ。「世界が渋谷のハロウィーンを称賛!」「日本のコスプレクオリティーの高さに外国人が感動!」なんて感じで、気の早い人は「渋谷ハロウィーンをインバウンド復活の起爆剤に」なんて皮算用する人もいるかもしれない。
渋谷のハロウィーン(2018年撮影、出典:ゲッティイメージズ)
ただ、そんなお祭りムードに水を差すようで大変心苦しいが、徐々に外国人観光客が増えていく中で、渋谷ハロウィーンを今の形で継続させることはかなり危険だ。「観光公害」をえげつないことにして渋谷を阿鼻叫喚の地獄絵図にしてしまうので、絶対にやめたほうがいい。
渋谷駅は単なる「若者の街」ではなく、東京を代表するターミナル駅だ。いくつもの電車が乗り入れて毎日、200万人以上の通勤者や生活者が行き交う、世界トップレベルで混雑する駅だ。
そこに若者だけではなく、外国人までも大挙して押し寄せるようになれば、韓国・イテウォン(梨泰院)のような事件が起きるのも時間の問題だ。これは「マナー」とか「節度」という精神論でどうにかなるものではない。
また、もしそういう事件が発生した場合、渋谷が大パニックに陥るだけではなく、ターミナル駅だけに東京の都市機能まで麻痺(まひ)してしまう。
渋谷ハロウィーンの不都合な真実k8 カジノ 渋谷ハロウィーンの不都合な真実
仮想 通貨 有料 情報 そういうリスクに加えて、観光公害がひどくなればなるほど、以前から渋谷駅前で商売をしている人々などから指摘されている「渋谷ハロウィーンの不都合な真実」がいよいよ見過ごせなくなってくるだろう。
それは一言で言ってしまうと、「路上イベントなので地域への迷惑がデカいわりに経済効果がない」という問題だ。
ご存じない方もいらっしゃると思うが、実はメディアが「渋谷ハロウィーン」として報じているイベントは現実に存在しない。商業施設や商店街がそれぞれ仮装姿を撮影したコンテストなどを催していたり、クラブがハロウィーンイベントを実施したりしているが、駅前やセンター街に仮装して集まろうなんて呼びかけている「主催者」はいない。
ネット上には、渋谷区が主催していると勘違いしている人も多いが、渋谷区は安全面を考慮して、終電で帰るように注意喚起していて、今年は韓国の事故を受けて、仮装目的の人は、渋谷に来ることを控えてほしいと呼びかけていたほどだ。
渋谷駅前にも多くの人が集まった(撮影:10月31日)
2022年の渋谷ハロウィーン、大きな混乱はなかった(撮影:10月31日)
このような自然発生的に人が群がってくるイベントなので、ルールもなければメインの会場もない。じゃあ、若者や観光客はどうするのかというと、「路上」を徘徊(はいかい)している。センター街などをブラブラ歩きながらクオリティーの高い仮装をしている人を見物して喜んだり、自分のコスプレを見せびらかせたり、ノリのいい人たちと写真を撮ったりして楽しく過ごす。見方によっては「路上」が「メイン会場」と言ってもいい。
禁止されてもいまだに「路上飲み」が多いことや、ゴミが散乱していることがその証左だ。最近は若者たちもゴミ集めに協力しているが、この後始末に渋谷区や地域の商店街に毎年重い負担がかかっている。今年でさえそんな状態なのに、さらに外国人観光客が大挙して押し寄せて、同様に路上の飲みやゴミのポイ捨てをしたらもう目も当てられない。
大多数の店は「経済効果がない」k8 カジノ 大多数の店は「経済効果がない」
西田 直人 スーツ という話をすると、「確かに一部のマナーの悪い連中もいるけれど、経済効果もあるじゃないか」というような反論をする人もいるが、その経済効果がないというのが実は渋谷ハロウィーンの最大の問題だ。
先ほども指摘したように、渋谷ハロウィーンという路上イベントを目当てに渋谷にやって来た若者や観光客は基本的に街をブラつく。だから、飲食店には入らない。店の中で2時間も飲み食いをしていたら、「メイン会場」で面白い出来事が起きているのを見逃すかもしれないし、ノリのいい仮装で街を練り歩く人たちと出会って仲良くなれない。
2022年のハロウィーンは何かする予定ですか?(出典:ナビット)
ハロウィーン時期に仮装をしたことがありますか?(出典:ナビット)
これはつまり、仮装グッズを売っているドン・キホーテや夜通しハロウィーンイベントをやるクラブなどをのぞいて、渋谷駅の大多数の商店にとってこの路上イベントは「百害あって一利なし」ということだ。
実際、ライブドアニュースが2019年6月、渋谷センター商店街振興組合理事長(当時)にハロウィーンの経済効果について質問したところ、当日のセンター街の売り上げは普段より大きく下がるとして、「あんなのマイナス経済効果だよ」と一蹴されている。
渋谷のハロウィーン(撮影日不明、出典:ゲッティイメージズ)
この状況は、外国人観光客が大挙して押し寄せても何も変わらない。いや、むしろ悪化するだろう。
彼らがこの地を訪れる目的は、あくまで「仮装した日本人の路上バカ騒ぎを見物する」ことなので、センター街でショッピングもしなければ、飲食店なども利用しない。カオスな街をブラつきながら、「不思議な日本のハロウィーン」を見物して写真を撮るだけだ。その中には乱痴気騒ぎする日本人の真似をして、路上飲みやゴミのポイ捨てをする人もいるだろう。
つまり、渋谷ハロウィーン目当てに多くの外国人観光客が押し寄せたとしても、地域への経済効果は限定的であって、むしろ一時期の京都のように観光公害でゴミや治安の問題が深刻化して結局、マイナスのほうが大きくなってしまう恐れがあるのだ。
地域にカネが落ちないk8 カジノ 地域にカネが落ちない
5 スロ ジャグラー というのも、実はコロナ前、日本のインバウンドの現場でも「路上イベントは地域にとって百害あって一利なし」という問題がちょこちょこ起きていた。
例えば、ある商店街が主催している路上イベントもそうだ。これは「地域活性化」を目的として、主に住民や子ども連れを対象にして始められたもので、仮装をして街をみんなで練り歩くというシンプルなものだ。参加費はわずか1000円程度で、運営は商店街の有志で行っていた。
2022年、ハロウィーンの過ごし方。都市部在住18~29歳の男女に聞いた(出典:CCCMKホールディングス)
ハロウィーンで使う金額(出典:CCCMKホールディングス)
しかし、ひょんなことから訪日観光スポットとして持ち上げられてしまった。その仮装というのが、外国人がイメージする「日本の伝統」にピッタリだったということで、海外メディアに「日本に行ったら絶対に体験すべき」なんて感じで取り上げられたのだ。
かくしてインバウンドの盛り上がりとともに、外国人観光客が大挙として押し寄せるようになった。外国人からすればわずか1000円で、日本の伝統体験ができるのはお得だ。
この人気ぶりを日本のマスコミは「日本の伝統を外国人が称賛!」「インバウンドが大盛り上がり」と大ハシャギで取り上げたが、実は商店街はかなり複雑だった。
外国人観光客は確かにその商店街に大挙して押し寄せた。しかし、彼らの目的はあくまで「オリエンタルな仮装で街を練り歩く日本人を見物しながら、自分も参加する」ということなので、商店街で買い物をするわけでもなく、飲食店を利用するわけでもない。
仮装行列が終われば「ああ、楽しかった」と次の観光スポットへ移動したり、ホテルに帰ってしまう。渋谷ハロウィーンと同じく「メイン会場」はあくまで「路上」なので、地域にカネが落ちないのだ。
むしろ、マイナスのほうが大きい。外国人観光客が期待に目を輝かせて押し寄せてくるので、商店街の皆さんは店を早仕舞いして対応に当たらないといけなくなった。自分たちの稼ぎを減らしながら、外国人観光客の「おもてなし」をする、というなんとも本末転倒なことになってしまったのだ。
そこに加えて、観光客が増えれば当然、その中にはマナーの悪い人もいるので、ゴミの後始末などの作業も以前より増えたのである。
つまり、渋谷センター商店街振興組合理事長がおっしゃっていたような「マイナスの経済効果しかない」という状態に陥ってしまっていたのだ。
コロナの感染が広がる前、日本中がインバウンドで浮かれていたが、こういう「見物無料の路上イベントで地域にカネが落ちない」問題がいたるところで噴出していた。渋谷ハロウィーンはその象徴的なイベントだった。
「路上型」から「会場型」へk8 カジノ 「路上型」から「会場型」へ
テレビ 朝日 相棒 グッズ さて、では「路上イベントなので地域にカネが落ちない」問題をどうやって解決すべきか。観光ビジネスの世界でよく言われるのは、「路上型」から「会場型」へ移行してマネタイズをしていくというものだ。
分かりやすいのが、リオ・デジャネイロのサンバカーニバルだ。実は南米各地にあるサンバカーニバルのもともとのルーツは、庶民が勝手に街中で踊っていた祭りだ。渋谷ハロウィーンと同じく、自然発生的な路上イベントだったのだ。かつてはバカ騒ぎが行き過ぎて放火やケンカもあったというからまさしくカオスな祭りだった。
それが次第に規模が大きくなって、観光客もやって来るようになったが、当初は「地域にカネが落ちない」という問題があった。観光客は路上で缶ビール片手に見物をするだけだからだ。
ハロウィーンでたくさんの人がやって来ても、地元経済にメリットは少ない(出典:AC)
そこで、リオはどうしたかというと、市の中心部に「サンボードロモ」という巨大な会場を建設して、そこで日本円で2億円以上という高額な賞金をかけたサンバパレードのコンテストを開催して、観光客はそれを見物するために入場料を払うシステムを導入したのだ。
パレードの場所と時間を決めたことで、観光客は「空き時間」を会場周辺での飲食やショッピングに費やすことができるようになった。また、観光客もサンバを体験したければ、参加料を払ってパレードに加わることもできる。
つまり、リオのサンバカーニバルは「路上型」から「会場型」へ移行することで、マネタイズに成功したというわけだ。
もちろん、「会場外」でも盛り上がっているので、現地の人たちの庶民っぽい祭りを見たければ、治安に注意しながら観光することも可能だ。筆者も20年以上前だが、サンボードロモでパレードに参加したあと、観光地のコパカパーナビーチに移動して、地元の人たちと深夜まで楽しく盛り上がった思い出がある。
「観光客」と「地元住民」の流れk8 カジノ 「観光客」と「地元住民」の流れ
p ウルトラマン タロウ 2 このように「観光客」と「地元住民」の流れをきれいに棲(す)み分けることを「ゾーニング」と呼ぶ。世界の観光業ではゾーニングは、地元の人への観光公害を軽減しつつ、なおかつ観光客からはガッツリとカネを落としてもらう効果が期待できる。
筆者はこのゾーニングこそが、渋谷ハロウィーンの「見物無料の路上イベントで地域にカネが落ちない」問題を解消する方法なのではないかと思っている。
今、問題なのは渋谷駅前やセンター街という生活者もよく使うエリアを、若者や観光客が占拠してしまっていることだ。だから、まずリオ・デジャネイロでいうところのサンボードロモをつくってこの人の流れを分けるのだ。
リオのカーニバルのようにマネタイズの仕組みをつくることができれば
「そんな簡単に人の流れは変えられないだろ」と否定的な方もいるだろうが、そこで重要になってくるのが「賞金」だ。なぜリオのカーニバルがあれほど盛り上がるのかというと、プロ意識の高いトップチームが集結するからだ。では、なぜ彼らは毎年、参加するのかというと、高額な賞金があるからだ。
目玉が飛び出るくらいの高額な賞金を掲げた「ハロウィーン仮装コンテスト」を渋谷駅から離れたところで開催するのだ。
真剣に仮装している人や、仮装を見物したい人は当然、この仮装界の東京ガールズコレクションのような会場へと流れるはずだ。外国人観光客もそちらがスゴいとなれば、入場料を払ってでも見物したいはずだ。
もちろん、それでも渋谷駅周辺で酒を飲みながらバカ騒ぎをしたい人もいるだろう。しかし、このゾーニングによって「仮装マニア」や「観光客」の絶対数はかなり減るはずなので、渋谷駅周辺の観光公害はかなり解消されるのではないか。
「夢」のある額ではなかったk8 カジノ 「夢」のある額ではなかった
m ホールデム k888vip.club この方法で大事なのはやはり「賞金の額」だ。実は渋谷ハロウィーンよりも歴史が古く、日本のハロウィーン普及に大きく貢献をした川崎ハロウィーンが昨年で終わってしまった。
こちらは渋谷のような無秩序な路上イベントではない。1997年から続いた主催者のいる仮装パレードのコンテストだ。2010年代には、川崎市も含め主催25団体に及び、参加者も約3000人にのぼった。
主催者がしっかり運営して、地元の人々たちも応援していたイベントが消滅した。その一方で、主催者もいなくて地域に多大な迷惑がかける無秩序イベントが「日本を代表するハロウィーン」になっているという皮肉な状況に、釈然としない人も多いだろう。
そんな川崎ハロウィーン、仮装コンテストの賞金は50万円だった。もちろん、50万円も大金ではあるのだが、街を好き勝手に歩きまわって「自由」を表現したいという無秩序な若者たちに、別の場所に移動してもらえるほどのインパクトはない。渋谷駅前の若者たちをゾーニングさせるには、せめてM-1グランプリくらい「夢」のある賞金が必要ではないか。
というわけで、カネが腐るほどあるというお金持ちの方、どなたか渋谷ハロウィーンの会場設営費用と、そこの賞金をドカンと大盤振る舞いしてくれませんかね?
今のまま渋谷ハロウィーンを続けても誰も得はしない。
年々増員される警察官は疲弊する一方だし、商店街への恩恵はほとんどない。若者たちは「自由」を謳歌しているというが、実際は、警察の指示通りに動いて、目的もなく群集の流れに任せてさまよっているだけなので、渋谷から帰るときは運動会に出たように疲れ切っている。
こういう「誰も得しない」という不毛な状況を変えていくためにも、お金持ちや大企業の方はぜひ真剣に「ハロウィーン投資」を検討していただきたい。
窪田順生氏のプロフィール:
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。
近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。
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